トヨタ自動車の75年間の歴史
トヨタ自動車は現在世界シェアトップに君臨する世界の自動車界のリーダーとして存在感が強く、世界累計販売台数は1023万台を誇ります。
現在は、多くの会社を子会社化し、販売と製造を2分する工販分離体制で連結売上27兆円超という莫大なものとなっています。これは、国内上場企業最高位であり、自動車製造業世界トップというもので、トヨタ自動車のグローバル規模での展開の大きさをうかがわせます。しかし、過去75年間の歴史において、決して順風満帆とはいかなかったトヨタ自動車にも倒産の危機があり、戦後の金融引き締めにより、それまで意欲的に設備投資を行ってきたトヨタにとってこのことが経営に大きな影響を与え、ダメージとなってトヨタに襲い掛かったのです。
すでに下請け300社を抱える大企業となったトヨタは金融機関に莫大な有利子負債を抱え、金融機関の資金提供なしでは持ちこたえないようになっていました。
出直しを図るべく、販売網の強化を進め、全国に販売会社の設置とフランチャイズ化によりトヨタとの持ち株関係を確立し、現在の強いトヨタ販売体制を作りました。